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北海道・白老町にある黒毛和牛『白老牛』

『白老牛』のルーツ

 白老町で黒毛和種が飼育され始めたのは昭和29年。以前から白老の気候や土壌は畑作農業をすることが難しいと言われてきました。そこで同じような気象条件である島根県の山間部で盛んであった黒毛和種肉牛の生産を始めることになり、『白老牛』は誕生したのです。現在では繁殖雌牛5000頭を有し、肥育牛年間1200頭の出荷頭数を誇るほどになりました。

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『白老牛の条件』

 白老牛に選ばれるための第一条件として、出生地が白老町及び白老牛銘柄推進協議会が認める地域で生まれた牛でしか「白老牛」を名乗ることができないという決まりがあります。白老牛銘柄推進協議会が管理ができる範囲で、じっくりと白老牛が選定されることになります。
 また肉質にも条件があり、肉質等級がA3以上のものだけなので、「白老牛」はおいしい牛肉だけが付けることができるブランドなのです。白老牛の肉質等級は「A5」や「A4」のものも多く、その品質の高さは、有名なブランド牛である松坂牛や神戸牛と同等のおいしさを誇ります。口いっぱいに広がる牛肉の甘みも魅力のひとつです。

生産から販売までの管理

「白老牛」は生産から流通に至る関係者及び関係団体で白老牛銘柄推進協議会を組織し、生産者及び販売店を指定することにより、消費者に喜ばれる安心で安全な「白老牛」の品質は高められています。また、白老牛の認知度向上のため、様々な催し物も開催しており、なかでも「白老牛肉まつり」は代表的なイベントで、毎年5万人近くを動員する程になっています。